丸岡城ぶらり散策

福井県で天守のあるお城といえば、「丸岡城」を外すわけにはいかないでしょう。全国で現存12天守のうちの一つにもなっているという歴史の重みをもったお城ですから。今から約450年ほど前に柴田勝家の甥柴田勝豊によって築城され始めたと言われています。戦国時代真っ只中に築城されただけあって、見事にいっさい飾り気のない無骨な天守です。でも、これはこれでいいもんです。しかもちっちゃな天守ながらも、すごくバランスがいい。もちろん主観であることはわかっているのですが、ぜひ一度見てください。お城を一回りして一番バランスよく感じたのが、天守の西側から撮った冒頭の写真。聞くところによると、この西側が大手門、いわゆる正面になるそうです。どうおりで、納得・・・ この日は新緑の美しい季節を間近に控え、堂々とした大変素敵な雰囲気でした。下は同じような場所から撮った桜が満開の時期の写真です。この丸岡城の桜、全国さくら名所100選にも選ばれているとのこと。どおりで、再び納得・・・

で、アクセス情報です。

  • 🚃:ハピラインふくい「丸岡駅」下車
     →京福バス「48系統 三国丸岡線」乗車
     →丸岡城下車 約20分 300円
  • 🚃:ハピラインふくい「春江駅」下車
     →京福バス「47系統 春江丸岡線」乗車
     →丸岡城下車 約25分 400円
    ⚠️:丸岡城のバス停で止まらない場合は、丸岡バスターミナルで下車すればOK。ちょうど良い散歩くらいの距離ですみます。
  • 🚗:北陸自動車道「丸岡IC」出口 5分
    ⚠️:丸岡城の無料駐車場が利用できます。満車の場合は、係員の方が案内してくれます。

さて、お城周辺をぶらり散策していきます。この駐車場周辺は、毎年11月ごろ開催される「古城マラソン」のスタート・ゴール地点になっています。健脚に自信のある方はぜひ参加してみてください。写真は2年ほど前のものです。プライバシーの関係上モザイクをかけてあり見にくい点はご容赦ください。

その駐車場を背にしてみると、日本一短い手紙で全国的に有名な「一筆啓上賞」の入賞作品などを展示した「一筆啓上 日本一短い手紙の館」があります。今年の第33回一筆啓上賞テーマは、「失敗・成功」です。40文字までの手紙形式で応募してください。審査員の中には、テレビなどで有名な俳人の夏井いつきさんもいらっしゃいます。もし入賞できたらお会いできるかもしれません。応募してみようかしら・・・

なんてことを思いながら、振り向くと、今年3月15日にオープンしたばかりの「丸岡城観光情報センター 愛称:丸岡城 マチヨリマーケット」があります。天守の東側になりますが、丸岡城の景観を損なわないよう平屋建になっていて、天守側の壁面はガラス張りになっています。そのおかげで室内からも丸岡城をゆっくりと眺めることができます。屋根のデザインもちょっと変わっていて、ふんわりと布をかけたようなイメージに波打っています。天守とは反対の道路側外壁は、丸岡城の屋根瓦にも使われている「笏谷石」でできています。なかなかいい感じでおしゃれです。施設の中には、カフェ、ショップなどがあるので、ゆっくり休むもよし、買い物を楽しむのもよしといった使い方ができます。この建物と天守の間は、まだこれから何か作るのか、工事現場のような状況でした。全てが整備された時が楽しみです。

次は、丸岡城のマニアが集まると言われているお店「城小屋 マルコ」。丸岡城はかつて霞ヶ城と呼ばれ国宝だったのですが、福井地震後に重要文化財になった経緯があります。そこで、丸岡城を再び国宝にしようと、ここマルコに集まる方々が活動されているのです。建物は民家を改装したレトロな雰囲気の中にもモダンさを織り込みしっとりと落ち着く空間となっていました・・・といいたいところなのですが、更なるバージョンアップのために改築の真っ最中でした。残念・・・ お店からは丸岡城を間近にみることもできるし、改築が終わったらますます魅力的なスポットになっていると思います。期待しましょう。

「城小屋 マルコ」から徒歩で5分ほどのところに國神神社があります。この神社は、継体天皇の子である椀子皇子(まるこのおうじ)を祀っているとのこと。先ほどの「城小屋 マルコ」の「マルコ」もきっとこの皇子名前が由来なのではないかと一人納得しています。それにしても、今から1,500年ほど昔の話ですから、この地がいかに歴史深いかがわかります。継体天皇の母は、丸岡の大豪族出身だったということです。歴史の浪漫を感じます。

あと、国神神社のすぐ横に大変大きな「タブノキ」があります。国神神社の御神木であり、坂井市の天然記念物にも指定されているようです。いつからあるのかは不明みたいですが、福井地震で周囲が火の海になり他の木々も燃え尽きた中で、この「タブノキ」だけは、幹の上部を失いながらも消失から逃れたそうなんです。やはり御神木。そう言われてみれば、幹が太いわりに高さが低い気がします。幹には痛々しい燃え跡が今でも残っています。

お腹も空いてきたので、丸岡ならではの食事をしたいもの。となれば、やはり「おろしそば」でしょ。なんでも聞くところによると、丸岡のそばは昔からある在来種で香りと風味(ん?一緒かな?)が強いのが特徴なのだとか。食べに行くしかないでしょ。やってきたのは、丸岡IC近くにある「大宮亭」。徒歩だと15分〜20分はかかるかな?迷わずおろしそばカツ丼セットを注文しました。「福井といえばやっぱりこれだよな」と至福のひととき。ほどよい辛みあり、冷水でしっかりしめてあるせいか喉越しよく、コシもあり、そしてそばの風味をしっかり感じることができました。本当に美味しかった。ごちそうさまでした。

で、食後のデザートを入手するべく「丸岡屋」へ。昔からある町のお菓子屋さんといった風情。昭和ちっくな匂いがするお店です。ここで有名なのが、「カスタードケーキ」。ま、名前は普通な感じで、どこにでもありそう。このカスタードケーキ、見た目はちょっと硬めのカスタードクリームなんだけど、口の中に入るとトローリと融ける不思議な感覚。こんなふうに普通に食べてもいいけれど、凍らせてから食べるとこれがまた美味しいとのこと。凍らせて食べてみよう。(後日冷凍して食べてみました。周りのスポンジはフワフワのまま、カスタードクリームはアイスになっていました。んー確かに不思議・・・)あとお店に書いてあったんだけど、平成30年10月に福井国体が開催された際、当時の皇太子殿下(現天皇陛下)がこのカスタードケーキを召し上がられたんだそうです。上品になった気がしませんか?

後半は、なんだか食べることばかりで食レポみたいになってしまいました。すみません。丸岡城がすっかりかすんでしまっているけれど、食もその地域の大切な文化なんだと言い聞かせています。長々とお付き合いありがとうございました。

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