Sansuiのプリメインアンプ いらっしゃい!
小さかった頃に「Sansui」という真っ黒のアンプがとてもカッコよくて憧れでした。大人になってからも「Sansui」と誇らしげに描かれたネームプレートが貼られているアンプはカッコよく見えたものです。いつかは手に入れたいと思っていたのですが、もう10年ほど前に残念ながら山水電気はなくなってしまいました。新品を手にいれることはできなくなったわけですから、比較的キレイな中古品を手に入れるしかないということになります。この中古品を探すというのは、ある意味、新品を買うより難しいです。自分が思い描いている物に限りなく近い物が、欲しいと思ったときに出品されてなければいけないのですから。それに財布事情が厳しい私にとっては価格はとっても重要です。もうご縁があるかないかといった世界ですね。
というわけで、真っ黒のプリメインアンプにはご縁がなかったのですが、シルバーモデルの「AU-D607F EXTRA」を運良く手に入れる事ができました。Sansuiのプリメインアンプは「黒」というイメージしかなかったので、「Sansuiのシルバー」が意外にも新鮮に映ったというのも理由の一つなんです。手元に届いてみると、「お、思ってた以上にキレイ!」でした。でも、年月が経っている機器に付き物の「ガリ」があります。ツマミを回すと「ガサガサ」とか「ガガ」って不快な音のことです。これをやっつけなければ・・・

ここで活躍するのが、写真にある「私のオーディオ復活お掃除セット」。ホームセンターやドラッグストアで普通に売られているものばかりです。本体カバーや前面パネルを取り外した後に、ツマミの本体(可変抵抗器でしょうね)の隙間から、IPAをインジェクター(注射針みたいなやつ)でたくさん注入したり、接点洗浄剤を吹き付けたりしてから、ツマミを最小から最大まで何度も動かします。その後、エアダスターで余分な液を吹き飛ばしてやります。水が残っていると嫌なので、無水エタノールで洗浄して水分を除去します。ここまででもツマミの本体内部の汚れはほとんど取れていると思うのですが、気分によっては接点復活剤を塗布しておいたりします。この作業をダイヤル式、スライド式の全てのツマミに行います。今回、ランプ類は正常に点灯していたのでオリジナルのままにしてあります。ランプが切れていたら、LEDに交換してしまうのですけど・・・
あと、取り外した前面パネルは、マジックリンとかアルカリ電解水クリーナーなんかを使ってじゃぶじゃぶと水洗いします。背面の端子やコードなんかは、激落くんみたいなスポンジクリーナーで磨いておきます。最後に、木製部分は木製品用クリーナーで、全面のアルミパネル部分は車のコンパウンドを使って磨いてやると、ピッカピカになります。もちろん、内部の埃なんかは柔らかい筆と掃除機でキレイにしてあります。
今では、昔からあったような顔をして、手作りのオーディオラックに鎮座しています。レコードプレイヤーはMCカートリッジを装着したものを接続してあり、とっても素敵な音色を奏でてくれています。「黒」でも「シルバー」でも音に関しては同じですね。いつまでも大切にしたいと思わせる逸品です。
